ケーララ州の豪雨による洪水被害は拡大し、死者は370人を超え、100万人以上が避難生活を送るまでになっている。
日本在住のケーララ州出身者団体、「Nihon Kairali」では、りそな銀行口座にて明日8月21日まで、洪水被害者宛てに送金する義援金を受け付けている。
本日もツイッターでケーララ州の状況を追っていたら、次の画像付きツイートを目にした。
ここには「救助された女性たちからの感謝のメッセージ」としか記載されていないが、「The Better India」がインド海軍による救出活動の、驚きの詳細を伝えていた。
Navy Pilot Airlifts Pregnant Woman, Gets Giant ‘Thanks’ From Kerala Rooftop! - The Better India
洪水被災地で水上のみならず、ヘリコプターなどを駆使して空中からも救助に当たるインド海軍に所属し、ヘリコプターの操縦に当たっていたヴィジャイ・ヴァルマ(Vijay Varma)司令官によると、破水して出産が間近に迫った妊婦を救出する活動があった。
ヴァルマ司令官は、通報を受けてまず医師をヘリコプターに乗せて現場に急行、現場ではまず医師が女性のもとに降りて診断、一刻も早く病院に搬送するべく妊婦を吊り上げるまでの30分間は、機体を極めて安定させて飛行する必要があった。
妊婦はその後、アーラップーザ(Alappuzha)県の病院に搬送され、無事に元気な男児を出産した。
海軍ツイッターでは救出活動の模様を公開している。
冒頭の屋根上のメッセージは、この女性の自宅ではなく、別の機会に救助された女性たちが描いたものだとされているが、緊急時の緊迫した事態を我がことのように、肌身で感じる出来事だ。