東京の街と、異物としてのわたし
Posted on 13 Jul 2018 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh
日本にいる期間が長ければ長いほど、居心地の良さを満喫しています。それでも、日本にとって異物であるという感覚は身に染みています。
東京に来るたびに、この街にもはや属していないこと、もしかしたらこの国にも、もはや属していないかもしれないことを強く実感する。
険しい顔をして忙し気に闊歩している人、ファッション雑誌から切り抜いたような美貌や装いの人、個性的な人、所在なげな人。
外国人、観光客、ビジネスピープル、マダム、学生。
お金をいくらでも持っていそうな人もいれば、あくせく働く人、第一線で活躍する人、そして何らかの原因で全財産を失い、ただ呆然と路上にいるかのような人。
みんな、それぞれのベクトルに向かって、必死で動いている。
ちょっと観察するだけでも、ありとあらゆるタイプの人々が行き交う、この東京という街。
誰もが必死でもがき苦しみながら生きている、そんな東京にすら、わたしのスペースは見つかりそうもない。
きっと、その必要がない。
東京との関わりは、これからも続くだろう。
それでいて、東京に属する必要はない日本人。
実は、豊かなことなのだろうか。
About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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