大気汚染が深刻化するムンバイーなどの大都市を中心に、レンタカー会社による電気自動車の導入は進みつつあるが、ハイダラーバードでも例外なく、メトロ沿線の「ラストマイル」の足として電気自動車が普及していく見通しとなっている。
「The New Indian Express」電子版が伝えた。

Now, rent an e-car from Hyderabad Metro station at Rs 40/hour! - The New Indian Express

利用するには、有効な運転免許証を持つ利用者がスマートフォンに専用アプリをダウンロードするだけで、1時間40ルピー、または1ヶ月1万ルピーでレンタカーを予約できる。
さらに月額でレンタルしている人は、クルマが不要になったら対象のメトロ駅に返却するだけで、日割り計算分が請求されるという仕組みだ。

このサービスに使用されるクルマはリチウムイオン電池を搭載し、およそ90分で満充電できる。
「ハイテクシティ」ハイダラーバードで、メトロ駅とオフィスとの間の足を必要とするIT会社従業員らに需要があるものと想定している。

ハイダラーバード・メトロ鉄道公社（Hyderabad Metro Rail Limited）によれば、大気汚染をこれ以上悪化させないため、利用者の利便性を最優先に考えたプランを検討、すでにメトロ駅を中心に42カ所で土地を取得、複数階の駐車場を建設するなどの作業を急ピッチで進めている。

当初25台の車両を確保、またメトロ線に沿って充電ステーションを配備する。
今後は空港を含む別の施設でも、同様のサービスが導入される計画としている。