AI・量子技術・教育: インドとドイツの次なる協力ステージへ
Posted on 18 Apr 2025 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh
某案件で毎日のように目にしていた大臣の名前をひさしぶりに見ました。
ジテンドラ・スィン(Jitendra Singh)科学技術担当大臣が13日、インドとドイツが、人工知能(AI)、量子技術、グリーン水素といった新興技術分野におけるイノベーション関連の成長および持続可能な開発での協力を拡大することで合意したと発表した。
India, Germany to deepen cooperation in AI, quantum tech: Minister
スィン大臣はデリーを訪問中のバイエルン州マルクス・ズーダー(Markus Söder)知事と会談し、「2か国はクリーンエネルギー、バイオテクノロジー、サイバーフィジカルシステム、電気自動車、グリーン水素といった主要分野でより緊密に協力できる」と述べた。
その上で、「インドは科学技術を通じた経済的かつ持続可能なソリューション特定を目標とするミッションを推進しており、この取り組みにおいてはドイツが自然体で信頼できるパートナーである」と付け加えた。
現在、インドとドイツの大学および産業界を結びつける「2+2」協力モデルの構築に向けた調整が進んでおり、会合では特にバイオテクノロジー分野におけるインドの成長力について議論された。
大臣によればインドには現時点で3,000社以上のバイオテクノロジー系スタートアップ企業があり、世界最大のワクチン生産国であることをはじめ、バイオテクノロジーを通じたエネルギー、経済、雇用に焦点を当て、イノベーションを促進して雇用を創出することを目指す政策(BIOe3)を強調している。
2か国間の学術的つながりについて、大臣は現在5万人以上のインド人学生がドイツの大学で学んでおり、そのほとんどが科学、技術、工学、数学(STEM)分野であると述べた。
この数は過去7年間で3倍に増加している。
大臣は同様に、より多くのドイツ人学生がインドで文化を含む知識体系を探求することを期待していると述べた。
現在、インドで学ぶドイツ人学生の正確な人数に関する公式な統計は公表されていないが、インド政府やドイツ学術交流会(DAAD)は、両国間の学術交流を強化するための取り組みを進めている
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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