ジャンムー・カシミールの空港でも乗客による手荷物確認が廃止へ
Posted on 31 May 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
セキュリティを乗客に委ねる時代がようやく終わりました。※写真は福岡空港国際線ターミナル到着口です。
昨年ぐらいからムンバイー国際空港でもようやく、保安検査場通過後に検印を押すためだけに存在したバゲージタグ付けの慣行が廃止され、以前よりもスムーズに検査を通過し、また航空機に搭乗できるようになった。
おそらくインドでだけ導入されていた、あのバゲージタグの意味は一体何だったのだろうかと、ネット上を検索してみると、同じように考えていた人がけっこういるようだ。
Why do airports in india still use tags for hand baggage? - Quora
「正確な理由は分からないが、(中略)民間航空安全局(Bureau of Civil Aviation Security)の誰かが、検査済み印が押されたタグを付けた乗客の荷物を空港内で数メートルおきに確認することが、機内持ち込み可能な手荷物のセキュリティ保全上最善の手段だと言い出し、誰もそれに反論せず、またその方法が見直されることもなくこれまで続いてきたのだろう」
この度、インドで最もセキュリティ検査の厳しい空港のひとつとされるジャンムー・カシミール州内の空港(シュリナガル、レー、ジャンムー)でも、これまで義務付けられてきた乗客による手荷物の個別確認という面倒で時間のかかる作業が廃止されることになった。
NDTV電子版が伝えた。
Centre Scraps Mandatory Baggage Identification At Jammu And Kashmir Airports - NDTV
同州内の空港を利用する旅行者は、セキュリティ措置としてチェックイン後に自らの手荷物の確認を怠ると、その手荷物が航空機に積載されない恐れがあった。
バゲージタグが廃止されたことで、多発していた検査官による検印押し忘れにより乗客が迷惑を被る恐れがなくなった点は大いに歓迎する(バゲージタグには本当に、そのぐらいの意味しかなかった)。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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