インド初の火星探査ミッションで昨年9月24日、10ヶ月かけて地球から6億6000万キロ離れた火星の軌道入りを果たした探査船、「マンガルヤーン(Mangalyaan)」は、その後も順調に軌道を周回しており、1月1日で早くも100日目を迎えた。
NDTVほかメディアが伝えた。
インド宇宙研究機関(Indian Space Research Organisation:ISRO)の発表によれば、マンガルヤーンは科学分析用のデータを回収している。
マンガルヤーンは15ヶ月という短期間に45億ルピーという、米航空宇宙局(NASA)のおよそ10分の一という世界でも類を見ない安さで建設された。
太陽光発電によって稼働する5台の機器は、火星の天候や、かつて大量に存在したと考えられる水がどこへ行ったのかといった謎の解明を試みる。
マンガルヤーンの燃料寿命はあと6ヶ月ほどとされている。