26日、インドを訪れていたマイクロソフト(Microsoft)のサティヤ・ナデッラ(Satya Nadella)最高経営責任者(CEO)は、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相とインド政府が推進する「デジタル・インディア(Digital India)」イニシアチブに関して会談した。
プレス・トラスト・オブ・インディアほか各種メディアが報じた。
会談にはモディ首相のほか、アルン・ジャイトリー(Arun Jaitley)財務相、ラヴィ・シャンカル・プラサード(Ravi Shankar Prasad)電気通信相も出席し、政府のデジタル・インフラの近代化やセキュリティなどについて議論した。
会談を終えたナデッラ氏は、次のように語っている。
「今回は表敬訪問だったが、多国籍企業としてインドでの雇用はもちろん、インド人顧客やインド企業向けの事業も展開しているマイクロソフトでは、政府が掲げる『デジタル・インディア』や『メイク・イン・インディア(Make in India)』を念頭に置き、インドに貢献していくことを固く決意した」
インド出身のナデッラ氏がマイクロソフトCEOに就任してから、今回が2度目の訪印となる。
側近筋によれば、ナデッラ氏はマイクロソフトによるインドへの一層の投資を熱心に提案し、電子商取引におけるインドの可能性を強くアピールするプラサード大臣は、特に農村部へのインターネット接続普及やデジタル・インフラの強化、また「デジタル・リテラシー」や電子機器製造といった分野に協力を仰いでいる。
*Photo from NDTV