ムンバイーで排ガスゼロの電気バスが運行開始へ
Posted on 29 Dec 2017 22:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
動き始めるまではスローですが、方向性が定まれば速い、というのがインドの都市部で最近起こっていることかもしれません。
昨年2月に、スウェーデンのボルボ(Volvo)社製ハイブリッド低床バスの運行が始まったムンバイーで、今度は国産メーカー、ゴールドストーン・インフラテック・リミテッド(Goldstone Infratech Limited)が開発した、排気ガスを一切発生しない定員30名のバッテリー駆動電気バスが運行されることになった。
「Hindustan Times」電子版が伝えた。
Soon, ride in one of Mumbai’s eco-friendly BEST buses - Hindustan Times
ムンバイー給電および輸送公社(Brihanmumbai Electric Supply and Transport:BEST)は、ゴールドストーン社からバッテリー駆動バス6台を購入し、うち4台が11月初旬までに納車されたとしている。
開発メーカーによれば、渋滞が深刻なムンバイーの交通事情を配慮し、オートマチック仕様のバスになっているという。
当初はチャットラパティ・シヴァージー・ターミナス駅周辺とコラバ地区との間を結ぶ、特に渋滞の深刻な南ムンバイ地域のルートで運行され、段階的に他の地区でも運行される。
バス1台あたりの価格は1,650万ルピーと、通常燃料のバス1台当たり500ルピーと比較すると大幅に高額だが、BESTではムンバイーの大気汚染対策に本格的に乗り出している。
ASKSiddhi参考記事:ボルボ社製ハイブリッド・バス、公共交通機関で初の導入、エネルギー消費と排ガス削減目指す
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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