もとグラフィック処理ユニット（GPU）開発を手掛け、近年は人工知能（AI）分野で世界的なリーダーとなっている米エヌビディア（NVIDIA）社が、デリー近郊グレーター・ノイダ（Greater Noida）に昨年設立されたばかりの私立大学、ベネット大学（Bennett University）と提携し、人工知能に関する中核的な研究拠点となるセンター（Center of Excellence）を同大キャンパスに設立する。
「The Times of India」電子版が報じた。

Bennett University gets artificial intelligence boost with super computer - The Times of India

同学のヤジュル・メドゥリー（Dr. Yajulu Medury）副学長によれば、このセンターの設立により、線形代数、微積分、確率、統計、プログラミング、およびコンピュータ言語の基礎知識を備えた大学生と、コンピュータビジョン、機械学習、自然言語処理、ロボット工学などの人工知能分野について第一線の研究者とを繋ぎ、主にスマートホームや医療への応用を目指した最新の科学や工学を学習する。

エヌビディア南アジア地域代表のヴィシャル・ドゥパール（Vishal Dhupar）氏は、「従来のソフトウェアとは異なり、システムが学習を継続するディープラーニングについて研究したいインド人学生に合わせたコースを用意している。またそうした学生が、研究モデルをビジネスに活かせるチャンスも提供する」と説明している。