※写真はムンバイーのバンドラ・クルラ・コンプレックス(Bandra-Kurla Complex)付近。
楽しいプネー暮らしだが、もちろん難点もたくさんある。
そのうちのひとつが、年々深刻化する交通渋滞により、目的地への到着時刻がなかなか予測できないことだろう。
特に雨季になると、二輪車に乗っていた人が四輪車に乗り換えるため、道路の混雑はますますひどくなる。
そうした中、ミゾラム州の州都アイザウル(Aizawl)という街は、インドで最も先進的な取り組みを始めたひとつである。
州政府は1日、11日、21日には、特定のナンバーで終わる車両の市街への乗り入れを禁じるという条例を施行することになった。
How Aizawl Became India's First City With A No Honking Policy - NDTV
記事によれば、アイザウルの人口35万人のうち、登録車両は12万5,000台とされている。
しかしわが街プネーと同様、道路事情が良好とは言えないため、たった15キロの道のりが時には2時間もかかるほどの深刻な交通渋滞がしばしば発生しているという。
それだけではない。
州政府では、ドライバーやバイカーに、歩行者を優先することを求める新しい規則や法律を導入すると発表している。
つまり歩行者に対してクラクションを多用することはできなくなる。
これは、歩行者を蹴散らすメンタリティーの持ち主の多いインド人に対しては、新しい発想であり、全インドをリードする、大変模範となる取り組みとなるだろう。
なおアイザウルでは今後、市民が新しい車を購入したければ、まずその車を保管する車庫があることを証明する書類を提出しなければならないとする法律を導入することで、車両台数の制限を試みようとしている。