※写真は今年のガネーシャ祭りの時、ラクシュミー・ロードにて。
ウッタル・プラデーシュ州バレイリー(बरेली)に、97歳にして修士課程を修了した男性が登場したことを、「Hindustan Times」電子版が伝えた。
Man passes MA (Economics) exam aged 97, plans to write on poverty, unemployment - Hindustan Times
修士号を取ること自体は近年それほど珍しいことではなくなったが、1920年生まれのラージクマール・ヴァイシャ(Raj Kumar Vaishya)さんにとっては、まさに生涯の集大成となる偉業だった。
ヴァイシャさんは1938年にアーグラー大学を卒業した。
卒業後、どんな職業に就いていたのかは謎だが、3人の息子たちはいずれも中央省庁の役人となったという。
97歳になっても決してあきらめず、見事ビハール州パトナー(Patna)を拠点とする通信大学で経済学修士号を取得したヴァイシャさんは、「インド版ギネスブック」と呼ばれる「Limca Book of Records」に掲載されることになっている。
またヴァイシャさんの偉業に敬意を表し、試験監督が直々に自宅を訪問し、修士課程修了記念のマークシートをお祝いに持参したという。
ヴァイシャさんは現在、貧困や失業などを主なテーマとした社会経済問題についての論文を作成している。
「Hindustan Times」電子版では、「ヴァイシャさんの飽くなき挑戦は、年齢とは数字に過ぎないことを証明した」と締めくくっている。