サルワール・カミーズのレスラー、インド人女性として初のWWEデビュー

 

Posted on 06 Sep 2017 22:00 in インドスポーツ by Yoko Deshmukh

カヴィータさんの健闘ぶりは、ネット上、特にTwitterで大盛り上がりだったようです。俄然プロレスに関心がむくむくと湧き起ってきました。



※サルワール・カミーズ姿も麗しくファイティングするカヴィータさん。
NDTV Sportsより。
 

かつて、パンジャーブを拠点とし、「ザ・グレート・カリ(The Great Khali)」のリング名で知られ世界中のリングを制覇したWWE元チャンピオンであり、新日本プロレスでは「ジャイアント・シン(Giant Sin)」として人気を博した伝説の巨体レスラー、ダリップ・シン(Dalip Singh Rana)

その指導の下、ハリヤナ州で厳しい特訓を積み、世界レスリング・エンターテインメント(World Wrestling Entertainment:WWE)初のインド人女性として、ゆったりした北インドの民族衣装サルワール・カミーズでリング上に堂々デビューし、話題となったカヴィータ・デヴィ(Kavita Devi)さんが、インド中、いや世界中を沸かせた。
「NDTV Sports」ほかが伝えた。

Kavita Devi Fights In WWE Event Wearing Salwar-Kameez, Twitter Goes Bananas - NDTV Sports

オレンジ色のサルワール・カミーズに堂々とした体躯を包み、ドゥパタ(長いスカーフ)をしっかり腰に巻いたいでたちでリングに上がったカヴィータさんは先月、ニュージーランドで開催されたトーナメント「メイ・ヤング・クラシック(Mae Young Classic)」で、ニュージーランドのダコタ・カイ(Dakota Kai)と対戦した。
試合には惜しくも1回戦で敗退したものの、この時に撮影され、WWE公式YouTubeチャンネルにアップロードされた動画が、視聴回数300万を超える大反響を呼んでいる。

カヴィータさんは32名の強豪を倒してWWEトーナメントに進出した。

今年5月には、インド系カナダ人ジンダー・マハル(Jinder Mahal)が、カリに続く2番目のインド系としてヘビー級チャンピオンに輝いた。

これまでカヴィータさんの記事に接するまでは、女子プロレスどころか、プロレスに関してまったく無知で、日本のプロレス界で一世を風靡した、パンジャーブ州ルディヤーナー出身のタイガー・ジェット・シンという人も知らなかった。

参考記事:サルワール・カミーズで出場?WWEレスリングにインド人女性が初めての参戦 - ASKSiddh


力強い試合模様を披露するカヴィータさん






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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