ハイデラーバード国際空港で、国内線旅行者を対象にエクスプレス保安検査サービス開始

 

Posted on 07 Aug 2017 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

空の旅を選ぶ旅行者がどんどん増えている昨今、効率的で確実な検査システムの導入が急がれます。



※ムンバイー国際空港のT2出発口
 

羽田空港で見かけたような、自動チェックイン手荷物預け機の導入まではさすがにいかないまでも(マンパワーの国インドですから)、ハイデラーバードの国際空港ではチェックイン手荷物のない旅客用がスムーズに保安検査を受けられる「エクスプレスカウンター」を、国内で初めて設けるという。
「Times of India」が伝えた。

CISF starts entry-gate Express Security Check for passengers at Hyderabad airport - Times of India

ハイデラーバードのラージーヴ・ガーンディ国際空港(Rajiv Gandhi International Airport)では、国内旅行者を対象に、チェックイン手荷物がなければ、ターミナルビル入口に設置されたセルフサービス窓口を自分で操作して搭乗券を発行し、ターミナルビル内に入ったら、そのまま保安検査に進めるようにしている。
このため、チェックイン・カウンターの長い列に並ぶ必要がなくなり、しかも保安検査場も「エクスプレス・チェックイン」客専用のレーンが用意される。

ハイデラーバードは1日あたり1万8,000人の国内線利用者があるとされており、うち機内持ち込み手荷物のみの旅客は4割を占めるという。

今回の新しい措置により、特にビジネス旅行者など軽装の旅客の利便性向上のほか、航空機の定刻出発率を改善することも期待されている。

ハイデラーバード空港での取り組みを観察して、全国の空港でも順次同様の措置の採用が検討される見込み。

そう言えば、4月中旬の日本への一時帰国時から、バゲージタグと、そのタグへの保安検査済み印の押印がなくなって、それだけでも流れがかなりスムーズになった。

もしかして笑えなかったかもしれない、笑い話がある。
インド出入国時、係官からパスポートを返された後、必ずすぐにもう一度、別の人が押印の有無を確認していることがあるだろう。

わたしは過去に一度、ムンバイー国際空港の係官がわたしとのおしゃべりに夢中になって、出国印を押し忘れたままパスポートを返してきたことがあって、出口のおじさんがチェックしてくれなかったら、危うく密航者になるところだった。
一見、効率が悪そうに見えるけど、同僚のミスをチェックし合う、うまい仕組みなのだな。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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