2020年までに100万台のPC普及:壮大な目標に取り組む人たち

 

Posted on 29 Jul 2017 23:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

このような流れがあることを見ると、やはりスマホなどPCなしでもあらゆる用を足す時代は、まだまだ先なのかな、と感覚的に思ってしまいます。



今月からプネーの日本語専修学科のある大学TMV(Tilak Maharashtra Vidyapeeth www.tmv.edu.in/)に入学し、3年間じっくりコースで日本語を学び始めた、姪のラーダちゃん。
授業で時々、課題をパソコンで提出しないといけないということで、使っていないシッダールタのパソコンをあげた。

しかし、使い込まれたパソコンのため、ところどころ不具合があるようで、どのみち新品を買わなければならないだろう。
その時にふと、インドで流通が進んでいた、1台100~200ドルくらいの廉価パソコンは、現在どういう状況なのだろうかと思った。

ユーザー目線で徹底検証! 激安ノートPC「Chromebook」の実力とは? - Diamond 2014年9月10日更新の記事

そこへ、タイミングよく「The Better India」が、次のような話題を紹介していた。
2020年までに、インドの学童たち100万人の手にパソコンを普及することを目指し、グルガオンを拠点に活動している団体がある。

An Organisation’s Mission to Make 1 Million School Children Computer Literate by 2020! - The Better India

インド国内では、スマートフォンの利用は急速に拡大しているものの、まだまだパソコンに手が届かず、コンピューターリテラシーの低い世帯が圧倒的に多い。
しかし、ティアIやティアIIなどの大都市では、ミレニアル世代も小学校から教育カリキュラムに情報通信技術やICT教育を受けており、このままではデジタル格差はますます深刻になってしまう。

そこでグルガオンを拠点とする非営利組織、「Computer Shiksha」では、2012年の創設以来、北部を中心とした6州の、貧しい家庭の子供たち7,000人以上にパソコンの配布と、コンピューター教育を実施してきた。

2020年までに100万台の配布という目標を前にして、目下の悩みは講師の不足だという。
配布しているパソコンはWindows PCのようで、Microsoft Wordとペイントの使い方を主に教えているようだ。

Computer Shikshaの連絡先:
rakesh.suri@computershiksha.org






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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