たった50秒で周囲に電撃的な影響を与える人、ラタン・タタ氏

 

Posted on 01 Jun 2017 23:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

これほどの大物にもなれば、「セキュリティ上の都合」など様々なしがらみがありそうなものです。



数日前、「人は、これまでに会ったことのある人たちによって成り立っている」という言葉とともに、「偉大な指導者に一瞬でも会うことができれば、その後の人生に大きな影響を与える」という実例を、NDTVウェブ版が伝えていた。

巨大企業体「タタ・サンズ(Tata Sons)」を率い、慈善家としても知られるラタン・タタ(Ratan Tata)に偶然遭遇した男性が、その時に観察したことをSNS上に投稿し、2000回あまりもシェアされるほどの話題となっている。

What This Man Learnt From Ratan Tata In Just 50 Seconds

投稿者の男性は、所用でムンバイ南部コラバにある超一流ホテル、タージ・マハル・ホテル(Taj Mahal Hotel)を訪れた帰りに、レセプションで預けた車を待っていた。
ふと顔を上げると、同じく車を待っている人々の中に、見覚えのある品のよい老紳士がいた。
このホテルの経営者でもあるラタン・タタその人だった。

男性によればタタ氏は終始、コンシェルジュにとても丁寧な言葉遣いで話していた。
そして運転手付きの高級車でなく、ホンダのセダン「シビック(Civic)」を自らの運転で来ていたようで、駐車係がタタ氏のもとへ持ってくると微笑みながら何事かをささやき(男性にはその様子から「ありがとう」と言っているようだったと予想)、ズボンの後ろポケットから財布を取り出してチップをスマートに渡し、運転席に颯爽と乗り込み去って行った。

男性が自分の車を持ってきた駐車係に、「タタ氏はいつもああなのか?」と訊ねたところ、「特別扱いをお嫌いになられる方なのです。ホテルへお越しの際には毎回、ご自身の車も他の一般客と同じように(セキュリティ)チェックを受けられることを希望されます。警察官が優先しようとしても、それを断固として拒否されるのです」

「本物のリーダーシップとは、特別なことをすることではなくて、ごく普通のことを特別な方法ですることだ」男性は締めくくった。
 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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