犬たちのリハビリに励む理学療法士の女性
Posted on 24 Apr 2017 23:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
Taco-chan in Fukuoka, age about 15, wants to come up on a bed.
ここ数カ月で、ある凄惨な写真がFacebookページに共有されているのを幾度か目撃し、とても見るに耐え切れず、シェアしていた人のうちあまり親しくない人を中心に数名を「Unfriend」してしまったほどだ。
その写真とはトルコで撮影されたとみなされるもので、闘犬に負けた1頭の犬の両耳を「罰」として切り落とし、そのおぞましい行為に及んだ2人組の男が、切り落とした耳をそれぞれつまみ、血を流してうなだれる犬の両側に誇らしげに立っている、というものだ。
はっきりと見えないながらも、人間を信頼してきたはずの、傷ついた犬の表情が手に取るように分かり、その恐ろしい行為に慄いた。
写真は、この2人組に対する刑事罰がたったの1,000米ドルの罰金に過ぎないのは軽すぎるとして、一層の厳罰に賛同する人の署名をインターネット上で呼びかける記事とともに掲載されていたものだ。
賛同される方は、ぜひ以下のリンクから署名して欲しい。
Sign: Justice for Dog with Ears Cut Off for Selfies - Change.org(残虐な写真あり:閲覧注意)
現在、一時帰国で福岡の実家に滞在しているが、15歳になる高齢のミニチュア・ダックスフントが大変かわいく、半分は彼のためにプネーからわざわざ帰ってきていると言っても過言でないくらいだ。
犬の無条件の情愛を裏切る行為に手を染めた2人は、法的なものに限らずとも、必ず何らかの形で厳罰に処せられることだろう。
今後の人生を地獄の業火で焼かれるように苦しみながら生きていかなければならないだろう。
そんな中、「The Better India」が、次のような心温まる話題を伝えていた。
This Physiotherapist Quit Her Job to Help Paralysed Animals Walk Again!
四肢が麻痺して、思うように動かせなくなった犬たちのリハビリに取り組んでいる女性だ。
インドでも、身体が不自由になった犬を平気で「眠らせる」よう選択する人がいる。
そんな中、理学療法士としての自らのキャリアを、犬たちの平和で幸福な暮らしのために捧げている彼女の生き方が、うらやましくもあり、心から尊敬する。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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