プネーでいま超話題の和食弁当店のお弁当をついに体験
Posted on 10 Mar 2017 23:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh
作る人も食べる人も笑顔のお弁当屋さんとしてみんなに愛されますように。
※写真協力:よっすぃ~
われらがプネーの羅針盤、よっすぃ~が、引きこもって仕事をしてばかりのわたしをよく誘い出してくれ、主にすばらしいグルメを新店・定番店を含めて多数紹介してくれている。
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本日は、そのよっすぃ~が声をかけてくれたおかげで、先月中旬に新しくプネーに開店した日本人シェフの作る日本式のお弁当を売るお店、「味のキッチン」のお弁当を、いち早く賞味する機会に恵まれた。
よっすぃ~が招集をかけたのは、わたしのほか3名の女性たち。
よっすぃ~を含めると5名の個性豊かな面々が、鼻息も荒く、よっすぃ~邸に集結した。
「味のキッチン」は現在、プネーのピンプリ・チンチワドという工業地帯に店舗を構えており、ここは本日集まった全員が住むカルヤーニー・ナガルやヴィマン・ナガルといった東部からは真反対にあたる。
走り出したばかりのお店なので、配達エリアは限定されている。
外国人の多く住むこのあたりだと、大型ショッピングモールのフェニックス・マーケットシティに待ち合わせての受け渡しになるようだ。
お弁当は日替わりでメニューが決まっていて、新メニューも続々開発中という。
ぜひ、お店のURLをチェックして欲しい。
味のキッチン・メニュー
本日は初回特別サービスで、ある程度の希望を聞いてくださったため、ほぼ全員が「豚肉生姜焼き弁当」を注文。
みんな、どんだけ豚肉に飢えておるのか(笑)
率直に申し上げると、料理上手な夫に恵まれたおかげもあり、自分で料理をあまり作らないし、味覚の閾値は非常にあいまいで、グルメを語る資格がまったくないわたし。
人様に作っていただいた料理は、ほとんどの場合おいしくいただいている。
でも、そんなわたしにも、ひとつだけ分かることがある。
それは商業的な計算を尽くされた機械的な料理と、真心のこもった料理の違いだ。
「味のキッチン」のお弁当は、じんわりと温かくて、作った方の顔が思い浮かぶような味だった。
主役の生姜焼きはもちろん、ご飯も大満足の日本米、個人的には苦手だったポテトサラダも、あっさり味で食べやすくて大ヒットだった。
もしもプネーにお住まいで、まだ賞味されていない方がいらっしゃったら、何名かお誘い合わせの上で、お弁当を食べたい日の少なくとも前日13時までに、ホームページから注文してみよう。
きっと、ふるさとのあの味を思い出して、じ~んと豊かなひとときに浸れることだろう。
「味のキッチン」注文フォーム
かれこれ15年に迫ろうというインド暮らしの中で、いままで多くの日本人たちが、飲食業に限らずプネーでビジネスを立ち上げようと奮闘されてきた様子を、ある時は間近で、ある時は遠巻きに見てきた。
しかし、思わぬ障害がたくさん立ちはだかり、なかなか安定まで漕ぎつけることができないまま、あきらめて帰ってしまう人がほとんどだった。
だから今度こそ、日本からはるばる異国、しかもインドのマイナーシティであるプネーくんだりまでやってきて、日本食のお弁当屋さんを開業された「味のキッチン」には、細くても(と決めつけてはいけないが)長くプネーで愛されるお店に成長してくれたらうれしいな。
プネーのわたしたちが「ありがたい」と思う存在、そして「味のキッチン」にも「プネーを選んで正解だった」と感じてもらえるような未来になったらいいな。
そのためには、もともと数がそれほど多くない日本人のみでなく、「和食」というものに興味津々のインド人や他の外国人に、たくさん知ってもらいたい。
というわけで、お店の許可なく勝手に応援しているわたしは、明日は英語の紹介記事をアップする。
※ちなみに経営者の方にもシェフにも、まだお目にかかったことがないので、この記事は勝手に綴らせてもらっている。
ぜんぶ食べたぉ。
ごちそうさまでした。
About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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