プネーで、ブルーチーズや外来野菜が安く買えるとっても意外な場所

 

Posted on 07 Feb 2017 23:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

大きなブルーチーズの塊を目の前にして、よだれが出そうになりました。



わたしはチーズに目がない。
特にブルーチーズなどの、くせのあるチーズが大好物だ。

しかしプネーでは輸入食材を扱うスーパーでしか入手できず、しかも年々価格が高騰している。
たとえば、老舗スーパーの「ドラブジーズ(Dorabjee's)」では、フィラデルフィアのクリームチーズ200グラムが500ルピー近くする。
フランス直輸入のカマンベールチーズも、平均1個300~400ルピーだ。
だから、普段そこらへんの八百屋で入手できる野菜や豆で作るマハーラーシュトラ料理とチャパーティ、一食あたり予算が2人で50~100ルピーにも満たないような、つましい食生活を基本としているプネーにいる間は、エンゲル係数を急騰させてしまうことになるので、心理的にめったに手を出せないでいた。

ところが先日、たまたま近所のカフェ、「ロンドン・マフィン」でパソコンを持ち込み仕事をしていたら、わたしも時々ピアノを習っているモニーク(Monique)さんという中華系カナダ人女性とばったり遭った。
その時、少しおしゃべりしながら、モニークさんが教えてくれたのが、本日お伝えする耳寄り情報だ。

モニークさんによれば、ハイアット・リージェンシー・プネー(Hyatt Regency Pune)では、新鮮なハムやベーコン、各種チーズ、またルッコラやレタスなどの外来野菜が、かなり安く買えるというのだ。
すべて少なくとも1日前に注文する必要があるが、ソーセージ類は最小250グラムから買え、しかも頼めば125グラムずつパック詰めまでしてくれるので、わたしたちのような2人世帯でも利用しやすいとのこと。
おそらく、ホテル内のレストランで使う食材を融通する形なのかなと思う。
また、このハイアット・リージェンシー・プネーは、一部がサービス・アパートメントになっていて、外国人駐在員が生活しているから、そうした方々のための便宜が、我々にも開放されているのだろう。

さっそく数日後、ハイアット・リージェンシー・プネーに行ってみた。
フレッシュなデイリー食材を注文できる場所は、広いホテルの中の「Gourmet Avenue」というカフェ。
注文票を見せてもらったら、本当に安い。
パプリカは500グラム60ルピーだし、ホワイトオニオンなどは同15ルピーと、ほぼ近所の八百屋で買うのと変わらない。
ブルーチーズは2種類あって、ゴルゴンゾーラは250グラム500ルピー、ダニッシュブルーは同380ルピー。
クリームチーズに至っては、日本とあまり変わらない値段になっている。
また食材によっては当日持ち帰ることができたりするようで、「シェフ」に電話をかけて確認してくれた。

この日はダニッシュブルーチーズと、パプリカ、鶏肉などを注文、2日後に指定して取りに行くと、いずれも新鮮そのもの。
特にダニッシュブルーは、250グラムと書いてはあったけど、ドラブジーズで見かけるような二等辺三角形の容器に入った小さ目のものを想像していたから、きっちり250グラムのたっぷりパックが入っていて感動した。

インド料理以外のものが食べたくなったら、時々利用したい。
教えてくれたモニークさんに感謝。

Gourmet Avenue, Hyatt Regency Pune
(プネーには近距離にハイアットが2軒あるので間違いに注意)
Weikfield IT Park, Nagar Road
Pune, India, 411014
Tel: +91 20 6645 1234
※「Gourmet Avenue」は、夕方6時を過ぎると一部のパンやケーキを半額で売ってくれる。


注文票などフォトギャラリーはこちら。





            



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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