憧れ続けていた存在、A.R.ラフマーンさんに故郷福岡で会えるとは

 

Posted on 19 Sep 2016 23:00 in エンターテインメント by Yoko Deshmukh

ラフマーンさんの音楽世界に改めて魅了され、iTunes Indiaで片っ端から入手しています。いずれの曲も「中毒性」があります。



9月16日と17日は、A.R.ラフマーン氏を今年の大賞受賞者に選んだ福岡アジア文化賞の授賞式と、授賞記念の市民フォーラムに、それぞれ出席してきた。

授賞式では、福岡西陵高校のオーケストラ部員さんたちと共演、みんながよく知る「ムトゥ」のテーマソングから始まり、圧倒的な力と存在感が胸を打つラフマーンさんご自身によるピアノ演奏と、名奏者による壮大なシタールの調べが美しいハーモニーとなって会場中を虜にした「Mausam and Escape」(映画「スラムドッグ・ミリオネア」より)などを演奏した。
帰りのロビーでは、福岡のインド好きの方々と束の間の交流をして、パワーを充電した。

翌日の市民フォーラム当日の様子は、松岡環さんのブログ記事が、非常に分かりやすくまとめてあるので、こちらをご覧いただきたい。

A.R.ラフマーン、日本を魅了する(上) - アジア映画巡礼
http://blog.goo.ne.jp/cinemaasia/e/1a616d468b8b2831a6df488b1525a0e9?fm=rss

市民フォーラム「From the Heart:A.R.ラフマーンの音楽世界」では、音楽研究家のサラーム海上さんによる、色とりどりの名作紹介と、この上なく絶妙なインタビューで、ラフマーンさんの音楽観をわたしたちは知ることができた。

わたしにとってラフマーンさんの音楽は、インドという国に住むことになった当時から、混沌としつつ魅力あふれる生活を彩ってくれた、パワーの源泉であり、シッダールタさんと共有する数少ない共通の娯楽でもあった。
憧れの存在であり続けた、まさにその人と、インドのプネでなく、わが故郷の福岡で出会えるなんて。
不思議な奇遇だと思う。

だからこそ第一報のブログ記事2点は、シッダールタさんのためにも、たどたどしくても英語で作成して、熱気そのままを伝えたかった。
ちなみにリンク先では、フォーラムの中で触れられた、ラフマーンさん作品のうち、サラーム海上さんによるベストチョイスを一部、ご紹介している。

ASKSiddhi参考記事
Fukuoka Prize Ceremony: Exciting Evening With A. R. Rahman - Posted on 16 Sep 2016
Magnificent Performances by Our Great Composer A. R. Rahman In Fukuoka - Posted on 17 Sep 2016

なお当日のオーケストラ共演や、市民フォーラムでの演奏の様子は、市民フォーラムのFacebookがライブ録音をしているので、こちらにも貼り付けておきたい。
 


16日授賞式オーケストラ演奏
 


17日市民フォーラム演奏
 

市民フォーラムの晩は、これまたたくさんのインド好きの方々と一緒にラフマーン氏の授賞を喜ぶ食事会に参加した。
あまり多くの人とお話はできなかったものの、同席してくれた愉快な仲間との出会いや、福岡で初めて「インド在住者」であることを自慢できた、貴重な機会となった。

ラフマーンさんのおかげで、インドという国の豊かさを改めて体感し、その国に住むことになったわが運命と、その意味に感慨深くも思いを馳せた。
わざわざ福岡に帰ってきて本当によかった。


福岡でフレンチワインのお店「ラタフィア」を経営されながら、
インド大好きで毎年必ずインドを訪れているという吉村さんと。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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