ガネーシャが神の国へ帰る日「ヴィサルジャン」

 

Posted on 15 Sep 2016 23:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

本日、日本では十五夜ですが、かぐや姫ならぬ、インドではガネーシャ様が帰ってゆくヴィサルジャンです。



プネが1年でもっとも楽しいひとときを迎えた、ガネーシャ祭りも今日で終わり。
ガネーシャが神の国へ帰るのを送り届けようと、みんなで歌い踊りながらガネーシャ様を担いで(近年はトラックの荷台にお乗せして)、最寄りの川や海まで練り歩く「ヴィサルジャン(Visarjan)」もあらかた終わって、また静かな日常が戻ってこようとしている。

わたしは今年、日本へ一時帰国をしており、この陽気で賑やかなヴィサルジャンを逃してしまった。
この写真はシッダールタさんが団地のヴィサルジャンの様子を撮ったもの。

別にインドに住みたくて住んでいるわけでないような、「Nothing to do with India and Indian culture」な方々には、ただ騒々しいだけの鬱陶しいバカ騒ぎだったかもしれない。
わたしも、積極的にお祭りに参加するわけではない。

けれど毎年、ガネーシャ祭りの時期には、不思議なことに決まって何か、新しい仕事や出来事、流れができたり、心がワクワクしたりといった「ガネーシャ反応」または「ガネーシャ条件反射」が習慣になっているわたしは、もう確実に半分インド人だ。
ガネーシャありきでわたしはここにいると言っても過言でないのである。

ヴィサルジャンで練り歩く辻の人々が、「ガネーシャ様、来年も早く来てね(गणपति बाप्पा मोरिया, पुढच्या वर्षी लवकर या: Ganapati Bappa Moriya, Purcha Varshi Lavkar Ya)」と何度も何度も呼びかける、その気持ちが、わたしには、ものすご〜くよく分かるよ!
 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments