どんな人にも楽しみをくれる街、マンパワー東京
Posted on 30 Jun 2016 23:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh
東京には「依存性」があって、くせはあるけどくせになる、そんな魅力を持っています。
マハーラーシュトラ州アコラから初めての海外、初めての日本へやってきた、20歳のラーダちゃんと過ごした、4泊5日の弾丸東京トリップも本日でいったんシメとなった。
アコラがどんなところかをよく知っている身としては、ラーダちゃんが相当のストレスを感じるのではないかと当初、心配していたのだが、まったくの杞憂に終わった。
幸い、大雨に降られるようなこともなく、また例年であれば曇天でも蒸し暑い気候が予想される時期であったにも関わらず、5月並みの涼しさとなり過ごしやすく、快適に名所巡りができた。
銀座、横浜、東京ディズニーシー、渋谷、原宿、明治神宮、上野、東京など、ふだんひとりや、シッダールタさんとふたりで来ていたら行かなかったようなところに行き、それぞれの場所をラーダちゃんの目を通して満喫した。
東京都は、まるで昨年のモンスーン明けからこちらのプネよろしく、梅雨時にもかかわらず降水量が不足し、ダムの貯水量が減っていることが心配されるが、この世界有数の巨大都市を潤すシステムは、わが街のように脆弱ではないだろうから、まぁあまり不安がることもなかろう。
東京滞在中は、日中ラーダちゃんをシッダールタさんに任せて、ふだんお世話になっているお客様の訪問もしていた。
業務中には誰もが多忙なので、なかなかご意見やご指導というものをいただける機会がないので、遠いインドにいるからこそ、日本に帰国したときには、このようになるべく時間を作っていただいて顔を見せ、またお客様の顔を拝見することで、相互にフィードバックをしやすい関係を築くことが大切だと実感している。
お客様訪問のもうひとつの楽しみは、オフィス所在地に応じて、都内のさまざまな性格を帯びた多様な「街」を訪れることができ、道中や帰り道には、その街の空気を味わうことができる点だ。
観光などで来ていたら、あまり来ることがないような街にも、お客様のおかげで連れて行ってもらえる気分だし、雰囲気のよい店があったりすると、「あのご担当者は毎日こんなところでランチを取ったりしているのかな」などと想像したりする。
東京メトロ駅やJR駅、私鉄駅など無数の「駅」ごとにユニークな「ミニ街」があり、どの街を選んでも、誰もが自分なりに楽しく暮らせる工夫がギュッと詰まっている。
そして、古びたメトロ駅でも、ベンチの下の隅々まで清掃が行き届き、駅構内のメンテナンスがきちんとなされているのは、さすが日本中の人口が集中する東京だからこそ。
九州に帰ってくると、どうしてもその洗練度の差に目が行ってしまうが、それはマンパワーの違いであると解釈している。
次回は年に1度の翻訳イベント、11月29日に予定されている「翻訳祭」に参加するために来日、東京入りする予定だ。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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