インド初のガラス製の橋がカニャークマリに登場

 

Posted on 04 Mar 2025 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

体験するなら新しい今のうちのがいいかなっと。



「インド最南端の町」として知られる、タミル・ナードゥ州カニャークマリに昨年末、ガラス製の橋が登場していたことを今さら知った。

India’s first glass bridge in the sea opens at Kanyakumari: 5 less known facts

橋は長さ77メートル、幅10メートルで、ヴィヴェーカーナンダ岩(Vivekananda Rock)とティルヴァッルヴァル像を結ぶ。



 

総工費は3億7,000万ルピー、橋には屋根もついている。

これまで、観光客はヴィヴェーカーナンダ岩とティルヴァッルヴァル像の両方を訪れるためにフェリーを利用しなければならなかったので、ガラス橋の開通により、観光体験が大幅に向上すると期待されている。

最先端技術を駆使して建設、腐食や強い海風などの厳しい海洋条件に負けない耐久性と、利用者の安全性を考慮した設計であるとしている。

タミル・ナードゥ州で公共事業および道路の建設を担当する大臣は、荒れた海上での作業を余儀なくされた橋の建設には、非常に困難を極めたと説明する。

このガラス製の橋で使われている素材について、公式な公開情報は見つからないものの、海上の強風や高い湿度、潮風による腐食などが想定される環境下で安全に利用できる「複層ラミネート強化ガラス(tempered laminated glass)」が用いられていると推測される。

強化ガラス自体の耐候性と、ラミネート(中間膜)の劣化速度、海洋性気候や強い紫外線、高温多湿といった環境条件やメンテナンスの有無により、ガラスの床材は10~20年スパンでの交換を計画しているのかもしれない。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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