エンジニアリングR&Dにドイツ企業からの高い関心

 

Posted on 03 Feb 2025 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

画像はプネーのクラフトビール醸造設備です。



インドにおけるエンジニアリング分野の研究開発(R&D)にも、ドイツ企業から大きな関心を集めているという話題を見つけた。

India emerges as a key engineering R&D hub, drawing German firms

インドは国内にも豊富なサービス提供先がある点が最大の特徴で、人材の多様性、拡張性、コスト効率性をどのように活用できるかがカギとなると、NASSCOM(National Association of Software and Services Companies、全国ソフトウェアおよびサービス企業協会)がコンサルティング会社デロイト(Deloitte)と共同で発表した「Spotlight on Germany’s evolving ER&D operating model strategy: Tapping into India advantage(進化するドイツのER&D運用モデル戦略に注目: インドの優位性の活用)」というレポートで述べている。

同報告書によると、欧州におけるR&D支出は2022年度、世界の24%を占め、中でもドイツには地域への投資の36%が集中する。

報告書では、特に自動車や産業工学などの分野で、ドイツ企業がインドの成熟したER&Dエコシステムを利用して、製品のイノベーション、回復力、市場投入までのスピードを向上させる事例が増えていることを明らかにしている。

「ドイツが誇るエンジニアリングの専門知識とインドが有するデジタルスキル労働力との連携は、世界的な課題に対処し、イノベーションを推進することを目的とした相互依存関係を拡大する上で相乗効果となる」と報告書ではまとめている。

インドのER&Dサービス企業は1,680社を超え、世界上位50位のエンジニアリングサービスプロバイダーの大部分がインドに本社を置いている。
ER&D部門は過去4年間で年平均成長率8%で成長、インドのテクノロジー業界では最も急速に成長している。
 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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