シンバイオシス大学で講演させていただくの巻
Posted on 28 Jan 2025 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
Chidiyaaのピンクサリーと、Myntraで入手した生成りコットンのペプラムトップスで挑みました。
1月27日、月曜日。
プネーのシンバイオシス大学(Symbiosis University)外国語学部英語学科の学期修了時の記念講演で、「Role of Language, Literature, and Culture in the Contemporary World」をテーマに、翻訳者として話す機会を打診いただいたのは、昨年の11月のこと。
昨日、
原稿を用意し、プネーに住むインドネシア人の友人アディ(Adi)さんなどにレビューしてもらった上で臨んだ。
講演では、目移りする豊富なエンターテインメントがあふれる昨今、日本やインドを含めて、人々の読書習慣はますます失われると同時に、比例して歴史や他文化への興味関心も薄れている。
そうした中では、想像力や共感力も弱まり、異質なものの排除や為政者からのマインドコントロールなどによる偏狭化が免れない。
良質な書籍へのアクセスと、それを紐解く好奇心を刺激するアイデアとしての、Audibleや著者によるYouTube運営、また漫画による宗教や哲学の紹介といった聴覚や視覚に訴える方法を列挙した。
インド諸言語の保護といった歴史や文化を守る取り組みについても言及した。
学生たちは西ベンガル州、マッディヤ・プラデーシュ州、タミル・ナードゥ州などインド全土から集まっている。
文学好きの学生や教授たちだけあって、机の上に置かれたスマホの画面を何気なく見ると、何かしらの文章を読んでいる人が多い印象を受けた。
講演の時間だけの出席だったので、前の時間枠の米国人先生によるリモート講義を最後の方だけ聴講した。
Narayana Roy著「The Magnificent Ruins」、Abraham Verghese著「The Covenant of Water」、Saroj Pathak著「Quandary」などの作品を紹介しており、興味を引かれた。

About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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