南インドのフィルターコーヒーがジンと出会ったマティーニが登場
Posted on 24 Oct 2024 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
お酒を飲まなくなったわたしだけど、これは試してみたいかも。
90年代に流行したとされるエスプレッソ・マティーニが、2024年のインドで華麗にリバイバルしている、という話題を、「The Hindu」が伝えていた。
Espresso martini goes Indian: Subko and Stranger & Sons come together for a bottled filter coffee cocktail
それは、国産ジン・ブランド「Stranger & Sons」と、同じく地元産コーヒー・ブランドの「Subko」が手がけたずばり「FILTR Martini」、通称「フィルターコーヒー・マティーニ(Filter Coffee Martini)」だ。
言わずと知れた、チコリ入りの苦味の強い濃いコーヒーをミルクと混ぜた南インドを代表するフィルター コーヒーからインスピレーションを得たもので、Subkoのスペシャルティ・コーヒーとStrangerのジンをブレンドしている。
Strangerの製造元、「Third Eye Distillery」ラフール・メヘラ(Rahul Mehra) CEOによると、安価で素朴なフィルター・コーヒーは近年、世界的に注目されている。
メヘラ氏による開発秘話では、Subko独自のチコリ入りフィルターコーヒー濃縮液を使用している。
同社は以前にもincahoots(フュージョン)コレクションとして「The Bombay Canteen」とのコラボレーションによる「Perry Road Peru」を販売している。。
メヘラ氏は、フィルターコーヒーの素朴で土っぽい風味と、ジンの鋭いエッジをどうバランスさせるかに、特に苦労したと説明する。
Subkoのラフール・レッディ(Rahul Reddy)氏によると、FILTRではチクマガルール(Chikmagalur)のサラワラ(Salawara)農園産ロブスタ豆と、アーンドラ・プラデーシュ州Subko VLGE産グルラム(Gurram hand-washed)種アラビカ豆のブレンドを原料に、コールド・スティーピング(cold steeping)と呼ばれる抽出法でフィルターコーヒーの濃縮液を作っている。
コーヒージン自体は「Sleepy Owl」が手がける「No Sleep」などのスピリッツは既に存在していた。
ただし今回はカクテルでそのまま飲めるタイプの商品であるという点が目新しく、メヘラ氏によると類似したカクテルの売れ行きは近年非常に好調である。
「FILTR」マティーニはゴア州(2,120ルピー)およびマハーラーシュトラ州(2,999ルピー)で販売されており、近日中にバンガロールとグルガオンでも発売予定となっている。
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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