スニタさんら搭乗のNASAミッション、今後は

 

Posted on 29 Aug 2024 21:00 in 海外のインド人 by Yoko Deshmukh

初のインド系宇宙飛行士で、2003年にスペースシャトル・コロンビアの事故により命を落としたカルパナ・チャウラ(Kalpana Chawla)さんが記憶に残っています。2人はきっと助かりますように。



米航空宇宙局(NASA)は、宇宙飛行士のスニタ・ウィリアムズ(Sunita Williams)氏とブッチ・ウィルモア(Butch Wilmore)氏が、当初の予定より6か月遅れの2025年2月に地球に帰還することを明らかにした。

Will Sunita Williams Run Out Of Food, Oxygen? Astronaut's Survival Plan

2人は当初予定されていたボーイング・スターライナー(Boeing Starliner)ではなく、スペースXのクルードラゴン(Crew Dragon)に乗って国際宇宙ステーション(ISS)を出発する。

NASAは、ISSには今回の帰還予定までの期間分については十分な備蓄があり、また食料、酸素、燃料、物資を積んだ貨物宇宙船を定期的に送り込む補給ミッションを保証、2名の宇宙飛行士に差し迫った危険はないと説明している。
最近も2機の(貨物)宇宙船がISSに到着、うち1機は「8,200パウンド分の食料、燃料、物資」を、もう1機は「3トンの貨物」を積んでいた。

宇宙で長期間生活するために、宇宙飛行士はISSの無重力空間でも床、天井、壁など、どこでも眠ることができるよう訓練している。
具体的には、寝袋と枕を床、壁、天井に取り付けた電話ボックス型の睡眠ステーションが備わる。
NASAを通じてビデオ通話、音声通話、メールの送信もできる。

また真空シリンダーを使ってウエイトトレーニングを行えるよう設計された、高度抵抗運動装置(ARED)と呼ばれるジムがあり、宇宙飛行士らは地球に帰還するまで、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどの運動を行い、筋肉量と骨密度を維持する。

宇宙での作物の生育改善技術の実験用としての野菜生産システム(野菜畑)があり、宇宙でも新鮮な農作物や花を育てることができる。
なお、2人の搭乗機であるボーイング・スターライナーは、9 月初旬にドッキングを解除し、無人帰還を試みる。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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