ことしもひっそりと

 

Posted on 19 Aug 2024 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh

画像はひっそりついでに、近年改装してでっかくきれいになった老舗イラーニー料理店「Blue Nile」の絶品フィッシュ・ビルヤーニーです。



インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。

このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持ってつづっている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、つづれない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。


*****

ASKSiddhi日本語版は本日、ひっそりと21周年を迎えた。

☆2003年、ASKSiddhi日本語版から全世界に発信した、最初の話題:
ニューヨーク停電:インドレストランが食事の無料提供 19th August 2003

21年間、途中サボった時期もあったけど、ほぼ毎日アップしてきた。
とは言え「インド」や「プネー」をテーマとする以外には、確固たる戦略や方向性もなければ、収益も知名度もない、わたしの人生そのままを映す鏡のような存在であり続けてきた「ASKSiddhi」日本語版。
今や知人等が、ひそかに時々わたしの生存確認をするためだけに活用されているような気もする。

と言うのも、ことしは特にメンタルの調子が、近年まれに見る落ち込み具合で、これといった用事がなければ、誰かと約束して会うことすらハードルが非常に高く思えて、なかなか行動を起こせないでいる。

ここまで書いた午後4時現在、プネーに今日(2024年8月19日)も雷とどろく夕立ちがやってきた。
まさか2003年8月19日のわたしは、21年後もプネーにいて、雨の匂いを嗅ぎながらASKSiddhiを更新し続けてるなんて夢にも思わない。

あれから21年、振り返ればこんなわたしにだって、ほんとうにいろいろなことがあった。
しかし、この先の人生に目を転じるとき、まさにその瞬間こそが初日であり、すなわち今が始まりであり、ビッグバンである。
明日、幕を閉じるかもしれないし、もっと先かもしれないが、これからも生きている限り、プネーでの日々、インドでの日々を、わたしなりにゆっくりじっくりと、でも全身全霊で味わいつつ、歩んでいきたい。

※直近1週間の気持ち: 劣等感、無気力
*Current set of medications: Serlift 37.5mg(自己判断で少しずつ減薬中)


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本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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