2029年に地球に最接近し、2036年に再び地球に最接近するとされている、巨大な小惑星アポフィス（Apophis）の存在をご存知だろうか。
ISRO（インド宇宙研究機関）のソマナート（S Somanath）長官が、この事実をもっと深刻に受け止める必要があると語った。

'We must prepare ourselves': ISRO Chief S. Somanath says possibility of an asteroid hitting Earth is real

同長官は、1994年に木星に衝突した彗星、シューメーカー・レヴィ（Shoemaker-Levy）のように、万一地球に衝突したら、人類は絶滅する可能性がある語り、70～80年のスパンでそうした大災害を体験していないため、人々はどこか他人事のように論じているが、地球と宇宙の歴史上、（小惑星の衝突は）頻繁に起こっていることだと指摘している。

特に、直径10キロメートルを超える小惑星の衝突は、その影響でほとんどの種が絶滅するとされている。

同長官はそうした事態を現実のものとして見ること、地球への接近を検知して破壊または軌道を修正させること、そのための観測機能の改善と対策に、国際的な共同作業や技術開発が必要なことなどを訴えた。

わたしは当然、この興味深い小惑星の存在を知らず、Wikipediaに教えていただいた次第である。

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