ソーラーパネルが変革した農村部の公立学校教育

 

Posted on 23 Jun 2024 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

国土の広いインド、プネーのような都市部でも停電がまだ絶えないインドでは、グリッドに頼らないクリーン電力の供給が主流になっていくのかな。



マハーラーシュトラ州ソラプル(Solapur)県内の村にある複数の公立学校で、ソーラーパネルを設置してデジタル教育が実現したと言う例を紹介する記事を見つけた。

Solar panel on rooftops of Solapur Zilla Parishad schools end electricity woes

ゴレワスティ(Gorewasti)村の公立(Zila Parishad)学校はかつて、深刻な電力不足に直面していたが、1年ほど前にソーラーパネルの設置が完了して以来、スマートテレビによる視聴覚教材の活用が可能になった。

情報筋によると、周辺ににある20校あまりの学校では、容量1キロワットのソーラーパネルが各校に設置され、十分な日照量が確保できていることから、日々の使用量をほぼまかなえるだけの電力を生成している。

各学校にソーラーパネルを設置する取り組みは、2020年にグローバル教師賞(Global Teacher Award)を受賞した現地ZP学校の教師、ランジートシン・ディサレ(Ranjitsinh Disale)氏が始めた取り組みの成果である。
同氏は「構想したのは私かもしれないが、資金は企業のCSRの一環として提供された」と述べ、設置したソーラーパネルを通じて累計で3万ユニット近くの電力を発電できたと説明している。

同氏によれば、ZP学校は立地や、特に毎月1万ルピーを超える商用電力の支払い能力といった問題により、スマート機器やパソコンといった情報処理設備を利用できないケースが多い。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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