利用者急増で盛り上がる消費者金融アプリ

 

Posted on 13 Apr 2024 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

これまで借金はハードルが高い行為と考えられてきただけに、貸金ビジネスが盛り上がるにつれ、誰もが高額な商品に気軽に手を出すようになり、一気に物質的社会に移行してきたなと感じます。写真はあっという間に紙くずになった2,000ルピー札です。



消費者金融アプリ(consumer lending app)分野の収益性が成長しているという話題を見かけた。

Consumer lending apps on track on profitability front

コロナ禍により大打撃を受けた消費者金融会社が、事業を多角化することで収益を拡大している。

記事ではバンガロールを拠点とするFreo(旧 Moneytap)、プネーのFibe(旧EarlySalary)、Kreditbeeを例に挙げ、事業内容を中心とした事情を解説している。

うちFreoのデジタル金融アプリはNBFCライセンスも取得、個人向けローン、支払い、貯蓄などのサービスを提供、将来的には保険などの資産関連商品にも参入する予定としている。
自社開発の統一決済インターフェイス(UPI)アプリもテスト中で、RBL BankおよびYes Bankと提携するクレジットカードの販売によりUPIでの信用事業に乗り出す。

2015年に給与前払い商品でスタートしたFibeは、高額個人ローンや消費者ローンに進出、チェックアウト時の分割払い(EMI)を提供、またAxis Bankと提携したクレジットカードも展開する。
同社サービスは、住宅改修、結婚式、緊急の医療費などのために融資を必要とする、デジタルに精通した消費者に支持されている。
昨年12月の総顧客数は130万人だった。

Kreditbeeも、コロナ禍による景気減速を受け、デジタル個人向けローンを拡大した。

報告書によると、こうした消費者金融を利用する顧客の平均月収は5万ルピーから7万5,000ルピーを中央値に、さらに月収の高い層の利用も目立つ。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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