本日は、納期の迫る仕事が複数つまっているため、初めて訪れたコルカタの第一印象を取り急ぎ、記録しておきたい。

まず、プネーよりも緯度が高いため、この時期はまだ涼しい。
東インドらしく、人々の顔立ちが典型的なマハーラーシュトリアンより全体的にさっぱりしていて、小柄な人が多い。

現首相と真向から敵対する、ベンガル州のママタ・バネルジー（Mamata Banerjee）州首相のポスターが街中いたるところにある。

Mamata Banerjee - Wikipedia

コルカタは、エリア名が英領時代の名残を示す英語名のところが多い（ダルハウジー、エスプラネード、ソルトレイク、シェイクスピア通りなど）が、西ベンガル州という土地では伝統的に政教分離に重きを置いており、現政権が強行する地名の総ヒンドゥー化から距離を取っているためでもある。

ママタ・ディーディー（わたくし的通称ママちゃん）も例外なく、CCAなどの迫害にさらされるイスラーム教徒の有権者をはじめ、広く支持を集めている。
我々が訪れた時にも、ある日曜日、中心部の公道をママちゃん支持者らが埋め尽くす一大ラリー（注: 実際には無料の食事や交通費、宿泊費などを支給されて動員されている人々だが、これは現首相はもっと大仕掛けにやっている）を目撃することになった。

ママちゃんは、わたしがインドという国に根を下ろして記憶にある限り、ずっとベンガルの政治的リーダーだったようなイメージがある（実際には2011年に州首相に就任して、2021年が3期目）。
タイム（Time）誌の選ぶ女性指導者100選入りしたこともある。
小柄ながら常に背筋を伸ばし、美しさと強さを内在した表情が印象的なママちゃん、これからもずっと元気で政治をがんばって欲しいな（偉そう）。
 

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