コルカタで遭遇した、ちょっとしたハプニング【注意喚起】

 

Posted on 12 Mar 2024 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

インド在住歴○十年のわたしですが、ひさびさに遭遇した「案件」です。みんなもじゅうぶんに気をつけてね。写真はエスプラネード駅前です。



朝ホテルを出て、大きなリュックサックを背負って目抜き通りを1人で歩いていたら、話しかけてくる人がいた。

最初は英語で会話していたのだが、わたしが日本人と知ると、割と流ちょうな日本語に切り替わった。
朝ということもあり、わたしも警戒心が緩んでいて、礼儀正しく応対していたら、こちらが聞いてもいないのに、日本在住歴から職歴、インドに戻って来た経緯や家族構成、日本人の妻との馴れ初めや子どもの数といった身の上話をし出した。

キリのよさそうなところで「では」と立ち去ろうとすると「どこかでチャーイかコーラでも」と誘われた。
いくらこっちが感じよく対応しているからって、会ったばかりの知らないオッサンと腰を据えて世間話するほどヒマじゃねーよ、と心の中で突っ込みながら、「いえ、人との約束がありますので」と丁重に断ると、「あなたの向かっている方面は危ないからついてくる」だの「予定が終わるのをここで待ってる」だの言ってきた。
わたしは急に気味が悪くなり、ほうほうの体で振り切った。

久々にヤバそうなやつの「旅行者への声かけ案件」を体験したわけだが、この人は夜ホテルへ戻る時間帯にも、まだ周辺をうろついており、再びキャッチされ馴れ馴れしく話しかけられて肝を冷やした。

自分が住んでいた日本が懐かしくなって、日本人っぽい人につい話しかけたくなっているんだとしたら、ここまで粘着質にはならないだろうから、何か裏の目的があったのはほぼ間違いない。
さらに今まで、日本人に日本語で話しかけるだけで一発で警戒心を解くことができる、という成功体験を重ねているのではかろうか。

万一、日本の街角で知らない人にいきなり話しかけられても、普通は怪しい勧誘を疑うと思うが、こちらでもそれは同じだ。
皆さんも、十分に気をつけて欲しい。
そして、こういった人に遭遇した場合には、ひとまず近くの、入り口にガードのいるホテルやレストランなどに逃げ込み、そこからタクシーを呼んでその場を離れた方がいいと思う。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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