本日より仕事もかねてコルカタに滞在している。
プネーを朝6時発のIndiGo〇便で飛び立ち、土日ということもあって観光にも時間を費やそうと、ホテルにチェックインしたらさっそく、有名なチョーリンギー通りの片隅にある、1814年開館というインド博物館(Indian Museum)へやってきた。
Indian Museum Kolkata
※Googleレビューがびっくりするほど高評価だらけなのに衝撃。
確かに国内の他の博物館に比べたら、
まだ良い方なのかもしれない。
博物館は広く、展示物の数は多い。
ひとつひとつの展示物は、大変興味深く、じっくりと見て回り、インドや世界のさまざまな歴史に思いをはせ、時空を超えた旅に出る、贅沢なひとときを過ごすことができた。
しかし、インド国内の博物館が総じてそうであるように、展示物をともかく並べてヒンディー語、英語、ベンガル語の札をつけているだけ、という感じだった。
どういった経緯でここに収蔵されることになったのか、この展示物にどういった意味があるのか、といった説明がまったくない。
広い館内を持て余し気味に、ともかくインド全土から出土された紀元前の土器や道具類をある展示室に詰め込んだかと思えば、隣の展示室には膨大な数の鉱物が延々と並べられ、そうかと思えば野生動物や海洋生物のはく製を並べた展示室を抜けると、突如として布や細密画の展示室に迷い込むなど、順路もなければテーマに一貫性がない。
また、展示品を虫害などから守るためなのだろうが、館内は全体的に樟脳のニオイが強烈に充満していた。
せっかく植民地時代の歴史ある建物を流用しているのだから、もう少し何か展示の工夫はできないものだろうかと考えてしまった。
インド在住のわたしはインド人料金75ルピーで入場していたから、まだマシだったが、外国人料金500ルピーで入場していたら、だいぶ衝撃だったかもしれない。
インド人料金の入場料を2倍にしてでも、インドが誇るテクノロジーやらプレゼン能力やらを駆使して、訪れた子どもたちがもっと関心を喚起できるような場所にしたらいいのになぁ。
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