IITカーンプール、韓国企業とのつながりを強化

 

Posted on 17 Oct 2023 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

秀才がいっぱい韓国へ渡るかな。写真はある日の、釜山の空港です。



IITカーンプール校(IIT Kanpur)でインドと韓国におけるスタートアップエコシステム間の連携を強化し、イノベーションを促進することを目的として1年前に設立された「Startup Incubation and Innovation Centre (SIIC)」で、両国間の知識を交換するワークショップが開催され、自動車、メディア、新興技術、交通、フィンテック、ライフスタイルなどの分野にわたる8社以上の韓国スタートアップが参加した。

Indo-Korean startup ecosystems eye greater collaboration at IIT Kanpur workshop

同校のニキール・アガルワル(Dr. Nikhil Agarwal)教授は、同センターの設立当初から、成長段階の企業から7,000万ドルを超える事業規模の企業まで、インド進出しようとする韓国スタートアップの熱意を感じたと話し、技術協力とビジネス協力、韓国技術のインドへの輸入、豊富なインドの人材の活用などに関心が集まっていると説明した。

教授はさらに、LG、Hyundai、Kia、Samsungといったブランドが市場に浸透する韓国の大企業は、インド市場について持つ深い理解は、しばしば一部の競合国内企業を上回ると指摘、インドにおける技術協力の育成と潜在的な合弁事業の構築に向けた協力と交流を呼びかけた。

教授はまた、ソウルがスタートアップ育成支援に積極的である点を挙げ、インドのフィンテック、サイバーセキュリティ、AIといった企業にとって魅力的であることを強調した。

韓国企業は米シリコンバレーやイスラエルに拠点を置く企業とのネットワークが豊富にあり、同大は同インキュベーションの第一陣としての韓国スタートアップの事業を本格的にスタートさせるためのソフトローンチの機会として、オフィススペース、住居、法的支援、銀行口座開設支援などを提供している。
その主な目的は、インドでの技術協力を促進し、場合によっては合弁事業を立ち上げることで、両国の長期的な企業間ビジネスの拡大を狙う。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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