インドで最も物価が高い都市の、意外な事実

 

Posted on 08 Jun 2023 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

たとえば東京であれば移動にメトロやバスを多用できるところ、ムンバイーでは(駐在員は)常にドライバー付き自家用車を必要とするとか、外食が高額である、飲み水にお金がかかる、などの要素もあり単純比較できない部分もあります。



マーサーによる報告書「世界生計費指数(Mercer's Cost of Living)」によると、外国人駐在員にとって、ムンバイーはインドで最も物価が高いとされている。

Mumbai most expensive city for expats in India; see full list here - Mint

Cost of living - Mercer

ムンバイーに次いでインド在住の外国人駐在員にとって最も物価の高い都市はデリー、そしてバンガロールと続いている。

5大陸の227都市を対象に実施された「Mercer's Cost of Living」

一方、世界ランキングで見るとムンバイーは147位、デリーは169位、チェンナイが184位、バンガロールが189位、ハイダラーバードが202位、コルカタが211位、そしてわが街プネーが213位となっている。

なお、同報告による外国人駐在員にとって世界で最も物価が高い都市は、1位が香港、2位がシンガポール、3位がチューリッヒとなっている。
世界で最も物価の低い都市には、昨年半ばの通貨切り下げの影響で83位も順位を落としたハバナ、パキスタンのカラーチーとイスラマーバードが含まれている。

調査では、住宅、交通、食料、衣料、家庭用品、娯楽など、各都市における200点を超える項目を比較した費用が算出されている。

インドの都市のうち、ムンバイー以外の調査対象都市は、住居費が50パーセント以上も安いことが分かっている。

報告書ではさらに、ムンバイーとデリーは、世界的な多国籍企業(MNC)にとって、上海、北京、東京を含むアジア太平洋地域の主要都市と比較して生活費や駐在員の宿泊費が安く、コスト効率が高いとみなされている、と指摘している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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