エルナクラムの女子刑務所で生理用ナプキンを製造

 

Posted on 07 Apr 2023 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

この記事をきっかけに、エルナクラム観光ウェブサイトを見つけて、しばしエア旅をしました。



ケーララ州エルナクラム(Ernakulam)の刑務所では、女子受刑者が生理用ナプキン製造を通じて、社会復帰時に手に職をつけられるよう支援している。
「The Hindu」が伝えた。

Ernakulam district jail sets up sanitary napkin making unit for women inmates

これまでに3,000枚を超えるナプキンを製造、受刑者たちから好評だったことから、生産を拡大する予定だ。
刑務所の女子受刑者らは他にも、パック詰めのスナック製造などを通じた自営業スキルの訓練を提供している。

生理用ナプキン製造は、コーチン(Cochin)の民間企業(Cochin Shipyard Limited)による社会的責任(CSR)資金の一環として展開されており、その支援で半自動の製造機械の導入から製造所の準備、原材料の購入、受刑者らの指導者の手配が行われた。

製造される生理用ナプキンは、その名も「フリーダム・ケア(Freedom Care)」というブランド名で、現在商品化のための州政府の許可を待っている。
ナプキン製造を通じてコツコツと収入を得て、釈放後に尊厳ある生活を送ることができるようになって欲しいとの願いが込められている。

受刑者からの評判を受けて、ケーララ州では州内の他刑務所にも同様のプログラムを導入することを検討している。

ケーララ州各地の刑務所では、理髪店やガソリンスタンドを経営するほか、食品や織物を加工し、販売する。
いずれの活動から生み出される商品やサービスにも、ブランド名に「Freedom」と明記している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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