ジャールカンドの州都ラーンチー(Ranchi)では、交通マナーの悪いドライバーには、ヒンドゥ教の死神「ヤマ(Yama)」が取り憑くことになっている。
NDTVが報じた。
ラーンチーの交通警察では、カオス化する道路を治めるには、ドライバーに誰もが恐れる「死神」を意識してもらうしか方法がないと考えたようだ。
交通規制の違反者には、おどろおどろしい「ヤマ」の姿が印刷された罰金切符が発行されるほか、「ヤマ」による講習が義務付けられるという。
「これまで、違反者には皮肉を込めて花束を配るというような珍対応(ガンディ主義に則り、非暴力を推進する「ガンディギリ」と呼ばれる対応)も試してきたことがあったが、全く効果がなかった。そこで、もう少しインパクトのある方法を講じてみようと考えた」ラーンチー警察職員。
ヘルメット非着用で違反切符を発行され、「ヤマ」による講習を受けた人は、「結構インパクトがあった。次回は気をつけなければという気持ちになった」と話している。