アップルが先月新たに発表し、日本では今月24日から発売されている「アップル・ウォッチ(Apple Watch)」。
いっぽうインドでの発売時期は未定ながら、国内の2大民間銀行である「ICICI Bank」と「HDFC Bank」では、アップル・ウォッチに対応したアプリの開発を発表している。
プレス・トラスト・オブ・インディアほかメディアが報じた。
ちなみに、アップル・ウォッチに先行して市場に出回っていたグーグル(Google)社アンドロイド(Android)OSを搭載した、いわゆる「アンドロイド・ウォッチ」用のアプリは、既に一部の銀行が展開を始めている。
うち「HDFC Bank」では「watchbanking」と名付けたサービスが既にほぼ完成しており、アップル・ウォッチから残高照会やプリペイド式携帯電話への料金チャージなど、11通りの取引を行えるようにしている。
また「ICICI Bank」は先月、主にスマートフォンから取引が行えるモバイル・バンキング・アプリケーション経由での取引総額が、全体の30パーセントを占める370万ルピーに達したと発表した。
アップル・ウォッチと並行して発表されたモバイル決済サービス、「アップル・ペイ(Apple Pay)」については、当分インド市場に入ってくる見通しはないようだ。