渋滞深刻なベンガルールで、バイク救命サービス展開開始

 

Posted on 17 Apr 2015 09:04 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

長くインドに住んでいると、ともすると人命が軽んじられているような場面も多く、ひとりでも多くの命を救おうという試みに、うれしく、また心強く感じます。



年々深刻化するベンガルールの交通渋滞は、救急車で病院へ搬送される患者にとって、文字通り死活問題となっている。
そこでカルナータカ州政府では13日、救急車が到着するまでの間、酸素ボンベや生理食塩水、基本的な救命医療器具などを携えた医療専門家が自動二輪車(バイク)で急行し、患者にいち早く救急措置を施すサービスの展開を発表した。
4月15日付NDTVが報じた。
 
同州によればこのサービスは、救急車の出動要請のあった患者のもとへ、最長でも20分でバイク医療サービスが駆けつけることを目的としている。
カーデール(Khader)州保健大臣は、このサービスについて「宅配ピザ屋が20分以内の配達を約束しているのに、『命を左右する10分』といわれる救命救急の現場で、これを達成できない論理はあろうか」と語っており、現時点ではまず、特に渋滞のひどい市中心部から、30台の「医療バイク」を試験展開している。

*Photo from SahilOnline News






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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