インド郵政(India Post)が先日、135年間に渡って提供してきた郵便(送金)為替サービスを、静かに終了していたことが分かった。
NDTVほかメディアが報じた。
英領時代の1880年から提供されてきた郵便為替サービスでは、インド全土15万5000箇所の郵便局を基地に、国民の送金ニーズに応じてきた。
しかし2008年10月からインターネットを経由した電子サービスが導入され、さらに2013年には媒体のひとつとなってきた電報が廃止されると、利用者はほとんどなくなった。
送金の仕組みが多様化し、大幅に便利となった現代だが、高齢者を中心に、郵便局を経由した送金を懐かしむ声もある。
あるムンバイ在住の男性は、「マディヤ・プラデーシュ州の村に住む家族に、毎月欠かさず送金するため、郵便局を訪れることは、一種の誇りだった」と語る。
*Image from NDTV