ハルヤナ州19カ所の刑務所で、看守ら職員の日常業務を軽減することにより、近代化を目指したハイテク技術が導入されることになり、まずは歴史あるカルナール刑務所で、システムの除幕式が行われた。
トリビュート・ニュース・サービスが報じた。
しかもシステム開発を主導したのは、かつて持参金(主にヒンドゥ教徒との結婚時に見られる違法な悪習のひとつで、花嫁側家族が莫大な金品を花婿側家族に貢ぐことを求められる)が絡んだ死亡事件に関わり服役していたことのあるソフトウェア技術者。
「内部事情」を熟知していることもあって、刑務所業務のデジタル化に期待が高まっている。
今回、刑務所に導入されるのは、刑務所業務全般の管理を自動化するデジタル管理システム。
具体的には受刑者の服役状況や出所状況の記録、食堂や電話通話のキャッシュレス化、医療記録や社会復帰に向けた面接登録などが、指紋を利用した生体認証システムによって効率よく管理される。
システムを設計したソフトウェア技術者は、グルガオン刑務所で服役中に仲間と出会い、今回のアイデアを着想したと言い、当初は無償でシステム実現に向けた諸作業に取り組んできた。
*Photo from Tribute News Service