新郎が白馬にまたがり新婦のもとへと行進する、ヒンドゥ教の結婚式でよく見られる「バラート(Baraat)」と呼ばれる儀式。
だが一般的に、新郎の到着が遅れがちで、新婦の家族がしびれを切らして待つというパターンが多い。
ところが、ウッタル・プラデーシュ州ダンクプリ・タンダ(Taunkpuri Tanda)村では、時間通りに新郎が到着しない場合は、1分ごとに100ルピーもの罰金が、村の長老により徴収されることになっている。
NDTVほかが報じた。
さらに、この村の住民の大部分がイスラーム教徒であることに配慮し、大勢での行進で道路をふさいだり、大音量の音楽で騒いだりすることも禁じられている。
「結婚式の華やかな空気は尊重するが、だからと言って騒音を立てたり、遅刻をしたり、道をふさいだりして、相手に迷惑をかけてもよいことにはならない。また結婚式で振る舞う食事の食べ残しも、極力なくすよう通達している」村議会。
この村ではまた、「反社会分子と関わりを極力なくし、祖先が築いた宗教的価値を守るため」(村議会)、村人同士での結婚を強く奨励している。
*Photo from NDTV