一度きりの人生、他人の意見や世間一般の常識に縛られることなく、瞬間を生きる夫妻
Posted on 28 Apr 2019 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
世界にたったひとりの自分の人生の過ごし方は、どんな教科書にも載っていないのだから、他人の目なんかまったく気にせず、遠慮なく自分の好きなことをすればいいんだな。
サリーとは人生のようでもある。
誰が何と言おうと、眉をひそめられたり、批判されたりされようとも、自分の信念を貫いた者だけが自由を手にでき、そして心から楽しむことができる。
そんなサリーを一緒に楽しむ仲間を、福岡で募集している。
「福岡サリーおしゃれ会」開催日時が決定☆サリー仲間を絶賛募集中!
日時:2019年5月12日(日)
場所:インディアン・スパイス・ファクトリー
参加人数:先着順14名
料金:ベンガル料理おまかせコース税込み2,000円前後
福岡サリーおしゃれ会イベント申し込みページ
第三国へのエスケープを経て、福岡に到着したので、手元にある仕事が一段落したら、当日やりたいことをもうちょっと具体的に練ってみようと思っている。
人生と言えば、旅行を心から楽しみにしている人も多いに違いない。
日本ではゴールデンウィークに突入したが、大型連休の時は誰もが移動するために、航空券や宿泊代が高騰したり、渋滞に巻き込まれたりしがちだ。
インドでも、唯一の大型連休となるディワーリー時期などは、大移動する人々でどこもかしこも非常にごった返している。
旅に出たくても、そんな面倒に巻き込まれることをモヤモヤと考えて躊躇してしまう人もきっと少なくないだろう。
この7年来、フリーランス稼業に従事するわたしは、自由と引き換えにして、不安定な収入や、多忙期にまったく外出できなくなったりする不便さ、経費や税金の計算、営業活動、勉強などすべて自分で責任持ってやらなければならないという負担を抱える一方、いつでも好きな時に旅行できるという恩恵を享受している。
ただし、もちろん旅先でも仕事をすることがほとんどだ。
ポルトガルでも、韓国でも、マレーシアでも、シンガポールでも、タイでも、もちろんインドや日本でも、どこへ出掛けても仕事をしながら旅行も楽しんでいる。
そんな生活をしているのは、もちろんわたしだけではない。
「The Better India」では、フルタイムの仕事を続けながら、この20年来で実に200カ国以上を旅しているインド人夫婦について紹介しており、大いに刺激を受けている。
インスタグラム - @travelcurry
Globetrotting Couple Travel Across 170 Countries Without Quitting Their Jobs!
その夫婦とは、サンギータ・ランガナート(Sangeetha Ranganath)さんとプラサンナ・ヴィーラスワミー(Prasanna Veeraswamy)さん。
旅行好きが高じて、アメリカに在住していた結婚当初は毎週末どこかへ泊まりで旅に出ていたのが、今やほとんどの時間を旅行先で過ごしながら、それぞれアマゾン(Amazon)とマイクロソフト(Microsoft)での仕事も続けている。
2人の「人生の門出」はまさにとびっきり素晴らしい世界旅行への扉が開いた瞬間だった。
1998年にアメリカに移住すると、当時インドではまだまだ高額だった航空券代や旅行代が割安であることに注目、まずは広大な国土を週末が来る度に探訪する日々がスタートする。
その後、徐々に長期休暇を申請するなどして綿密な計画を立て、8年ほど前から「旅行しながら仕事も続ける」という独自のライフスタイルを確立してきた2人。
ともに遠隔からの業務が可能なIT関連の業務に就いていたこともあり、世界中のどこへ行っても、何を楽しんでいても、インターネットさえあればその傍らで仕事もきちんとこなしてきたから、今があるのだ。
「ネット接続が困難な土地に行く時は、事前にきちんとフォローしている」と語る。
もちろん、雇用主の理解に恵まれているという幸運も忘れてはならない。
旅を主眼に置いた人生を送ることで、いわゆる「普通の生活」からはかけ離れた日々を過ごすことになり、それに伴う思わぬ壁にも当たった。
例えば、旅費を貯めるために倹約したり、家を買う、子供を作るなど、世間一般の夫婦にとって「当たり前」の選択肢を排除し、親や友人たちからの理解を得るのに苦労したこともあった。
「すべてのことを2人で意識的に選択してきたから迷いはない。わたしたちにとって、お金より『瞬間』が大切なのだ」と語るサンギータさん。
この2人は、世界中ほぼどこの国へ行くにもビザが必要であるというハンディを乗り越えて、旅を続けている。
世界中ほぼどこの国にもビザなしで渡航できる日本人の3分の2がパスポートを持っていないなんて、彼らにとっては信じられないことに違いない。
本日最も読まれている記事
1 ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016
2 「福岡でサリーおしゃれ会」の開催予告と、アイデアの募集☆ 21 Apr 2019
3 意外に低かった?世界の大学ランキング200校中のIITの位置は 09 Jun 2017
4 「インターネットはマハーバーラタの時代より」発言からの、インドにおけるインターネット史 21 Apr 2018
5 「福岡サリーおしゃれ会」開催日時が決定☆サリー仲間を絶賛募集中! 24 Apr 2019
About the author
|
|
Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
|
User Comments