インド最大手の民間銀行、ICICIバンクでは、顧客が自分のツイッター(Twitter)アカウントを利用して、リアルタイムで送金や残高照会等の処理ができる新しいサービスを導入した。
プレス・トラスト・オブ・インディア他が報じた。
サービスは、顧客が同社公式ツイッター・アカウントを「フォロー(購読登録)」した上で、必要な手続きを行うだけで利用できる。
送金の流れとしては、まず送金相手もツイッター・アカウントを持っていることが前提となる。
送金を実施すると、送金元である口座顧客の携帯電話にショートメッセージ(SMS)でワンタイム・パスワードが送られてくるので、これを送金先に伝える。
送金先は、表示された自動生成URLから特設ウェブページを開き、そのワンタイム・パスワードを入力すれば、処理が完了する。
送金先が別の銀行の口座の場合は、さらにその銀行の識別番号であるIFSCコードを入力する。
インドの規制当局の定める「2要素認証(two-factor authentication)」要件に準拠した流れとなっている。
同行では「ツイッター送金」サービスの利用料を顧客に課さないが、インドのNEFT(国営電子資金決済)およびRTGS(即時グロス決済)を利用しているため、送金者はこれらの手数料を支払う必要がある。