ムンバイー・メトロに駅ビル計画導入か
Posted on 06 Jun 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
空港ターミナルにフライト利用者以外が立ち入れないのは治安維持上必要な措置なのかもしれないけど、それなら空港直結の大型ショッピングモールでも開業すれば大挙して押し寄せる見送り客からマネタイズできるのになと、いつも思います。
※ムンバイー郊外部
インドの街歩きはハードルが高い。
まず、思わぬところで穴や側溝のフタが開いている、また何らかの生物の痕跡(プネーの自宅近所の場合は大抵ペットの大型犬たちの落とし物)が落ちている、極めつけは、申し訳程度に線の引かれた路側帯の内側はさもありなん、少し高さを設けた歩行者用通路であろうと、交通力が多く渋滞の激しい道路では少しでも早く先へ進みたいバイクがどんどん進入してくる。
「歩行者優先」という交通規則はあってなきに等しいので、歩行者側に緊張が強いられることになる。
ところが今後、メトロ(Metro、近距離大量輸送サービス)の整備が進んでいくにつれ、少なくともムンバイーでは歩行者に楽しい街作りが急速に進んでいくかもしれないことを、「The Indian Express」が報じた。
Skywalks to connect Metro stations to malls, offices - The Indian Express
ムンバイー市内には現在でも、数カ所に屋根付きの歩行者用専用陸橋スカイウォークが整備されていて、郊外列車「ムンバイー・ローカル(Mumbai Local)」の各駅利用客が列車を降りてから幹線道路を渡ったり、数百メートルほどを直射日光や雨にさらされる心配なく歩行できるようになっている。
ムンバイー首都圏開発局(Mumbai Metropolitan Region Development Authority:MMRDA)によれば今後、メトロ駅のネットワークが拡充していくにあたって、最寄駅からショッピングモールやオフィスなどに直結する、タイのバンコクを走るBTS駅周辺などに見られるようなスカイウォークが整備されていく計画があるようだ。
人口1,800万人のムンバイーは、さすが行政の動きが速い。
今まさにメトロ工事中のプネーには、ムンバイーほどの巨大建築群はないので、いっそのこと最初から駅と周辺開発を視野に入れた都市計画にして欲しい。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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