憎悪犯罪の犠牲となったインド系住民を救おうとした元海兵隊員が、タイム誌「今年のヒーロー」に

 

Posted on 12 Dec 2017 21:00 in 海外のインド人 by Yoko Deshmukh

誰もが臆することなく、世界中の誰とでも交流し、理解を深めることのできる時代が、いつか来るように。



※写真はプネーのすてきな「Bar & Restaurant」、プレムス(Prem's)。
 

今年2月、米カンザス州オレイサにあるバーに押し入った白人の男が、この店で食事を楽しんでいたインド系住民2人に対し、「この国から出ていけ」など人種差別的な言葉を叫び突然拳銃を発砲し、1人が死亡、もう1人も重傷を負うという憎悪テロ事件が発生した。
この時、犯人との間に割り込んで2人を救おうとし、自身も負傷した24歳のアメリカ人で、元海兵隊員のイアン・グリオット(Ian Grillot)さんが、タイムが選ぶ「今年のヒーロー」となった。
「ザ・ヒンドゥ(The Hindu)」電子版が伝えた。

'I just did what was right to do,' says American who stood up for the two Indians - The Hindu



 

イアンさんと、その機転のおかげで命が助かった被害者のアロク(Alok)さんは、現在は親友になっているという。
タイム誌は「人間による醜い行為は、同じ人間が介入することでその連鎖を断ち切ることができる」とイアンさんの行動を評している。

この報に接したイアンさんは、「相手がどこから来たか、どんな民族かは関係なく、誰に対しても同じ行動を取っただろう」と述べた。





      



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments