先日、ヴィマン・ナガルのショッピングモール、フェニックス・マーケットシティ（Phoenix Marketcity）のフォーレスト・エッセンシャルズ（Forest Essentials）店舗を訪れた。
海外へのちょっとしたお土産として持参すると喜ばれる、純粋なバラ蒸留水から抽出したローズウォーターを調達するためだ。

花の香りに満ちた、小じんまりと上品にまとまった店舗内を眺めていると、ローズウォーターと同じラベルの「ローズパウダー」なるものを発見。
ローズの香り芳しく、またシアバターなどの保湿成分も含まれているプレミアムなものだ。
ところが当然、価格もタルカムパウダー（実際には非タルク含有）にしてはプレミアムな575ルピーもする。

そのとき、すっと記憶の端に蘇ってきた商品があった。
それは、かなり昔からインド全土のマダームたちに親しまれてきた、イギリス発祥「ヤードリー（Yardley）」のローズフレグランス・パウダーだ。
さっそくその足で、近所のスーパー、ドラブジーズ（Dorabjee's）へ走り、手にしたパウダーは、昔ながらの安心価格、90ルピー。

このパウダー、バラの香りが比較的長く持続し、優雅な気分に浸れるお気に入りだ。
わたしは首筋や全身に使用するほか、日焼け止めやCCクリームを塗った後の顔にも、フェイスパウダー代わりとして使っている。
手のひらに出したパウダーを、反対側の指にごく少量ずつ取って、額、Tゾーン、アゴ、鼻の脇などのテカりやすい箇所を中心に、くるくる丁寧になじませるようにすれば、粉っぽくならない。

しかし売っている店が意外に限られるので、近年はパウダーの在庫を切らせば近所のキラナに走り、20ルピーぐらいで入手できる小容量のベビーパウダー（ジョンソンエンドジョンソン）ばかり利用していた。
フォーレスト・エッセンシャルズのおかげで、ヤードリー・パウダーへの愛を思い出した。

さらに、ヤードリーのローズフレグランス・パウダーはおしゃれな缶入りなのも気分を盛り上げてくれる。
写真はツートン調デザインだが、昔は確か、真っ赤な缶の中央に深紅の蔓バラのような模様がプリントされた、クラシック感あふれるデザインだったはずで、わたしはそちらのほうが好みだった。

なお、後日フォーレスト・エッセンシャルズでは、新製品「サトウキビ・リップスクラブ」なるものも発見、さっそく購入してしまった。
レモングラスがほのかに香る、優しいシュガースクラブ入りの商品だ。
こちらについては、使用感を後日レポートしたい。