インドとまったく関係なさそうで実はある、あの国のことについて
Posted on 07 Mar 2017 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
隣人の動向はとても気になるものです。時々、関連ウェブ記事を韓国人の方が経営するカフェで読んでいたりするのですが、変に思われていなければいいな。
北朝鮮動向が急速に緊張を帯びている。
わたしは政治ジャーナリストでも何でもない「こたつブロガー(永江一石さん言)」、もといインド在住者なので「あぐらブロガー」であるからして、一般に流通している専門家が執筆した、出所の確かな情報のみを消費し、経過を見守ることしかできない。
しかし、まぎれもない隣国であり、また(相変わらずわたしの悪い癖で、ほとんど連絡を取っていないのだが、それでも)わたしの生涯大切にしたい友達のいる韓国と国境を接する国のことだから、やはり、ことさらに気になってしまう。
国家として限界に近づいていることは誰にでも分かるし、革命の時は近いかもしれない。
早読み 深読み 朝鮮半島:日経ビジネスオンライン
わたしたちには、罪のない一般市民が大きな犠牲を強いられるような事態が、なるべく回避されるように祈ることしかできない。
それに朝鮮半島に大きな動きが起こった時、わたしたち日本人は今度こそ、無視したり無関係を装うことはできないだろう。
北朝鮮の旬の写真情報と言えば、「DPRK 360」がとても有名だ。
DPRK 360 Website
DPRK 360 Facebook
DPRK 360 Instagram
シンガポール人の若い写真家が、直行便の運航があるマレーシアを主な発着拠点にして北朝鮮に何度も足を運び、わたしたち一般市民が親しみを感じられるような、等身大の美しい日常写真を数々撮影し、掲載している。
北朝鮮側で案内役を務める人も、(当局の許可を得た上だろうが)率先していろいろなところを見せてくれるという。
一連の情勢を受けて、彼もしばらくは北朝鮮に足を運べなくなってしまうことだろう。
残念だ。
もちろん、インドとも国交がある。
調べたら、ちゃんと朝鮮民主主義人民共和国大使館がデリーにある。
何点か施設の写真が見られるが、ちょっとすてきなアパートという趣だ。
余談だが、2012年12月に機会があって、ソウルから50キロほど陸路を北に進んだところにある「非武装地帯(DMZ)」を訪れるツアーに参加したことがある。
隣人の理想実現を願う - ASKSiddhi
都羅山駅にインド人 - ASKSiddhi
写真はその時に訪れた韓国側の国境の駅、都羅山(どらさん)駅で撮った。
あの時は確か、一時的に「もしかしたらまもなく、国境を超える列車の運行が再開するかもしれません」という比較的明るいムードに包まれていた気がする。
それからさらにさかのぼること6年前の2006年、前述の友人の結婚式に出席するためにソウルを訪れた時、偶然にも半世紀ぶりに北朝鮮との直通列車が走ったというニュースが現地で大々的に報じられていたことを思い出す。
などなど、徒然に記していたら、こんな楽しい旅日記を「Rocket News」に見つけた。
北朝鮮の人たち、とても優しそう。
読んだことがない方は、ぜひ。
中国から電車に乗って北朝鮮に行ってみた / 北京~平壌の一部始終を公開
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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