初インドのときのことを鮮やかに思い出させてくれた、この動画
Posted on 09 Feb 2017 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
Google PhotoとかFacebookが一部は勝手にやってくれますが、自分でも記録のしかたを工夫して、ドキュメンタリー風に上手にできれば、自分が思い出を振り返るだけでなくて、他人も観て楽しめるのにな。
最近、昔のことをよく思い出す。
特に2001年、初めてインドに来た時のことを。
北海道の富良野に半年間の出稼ぎ住み込みアルバイトに行き、そこで40万円貯めてインドに来たが、使ったお金は滞在3カ月間で、航空券代の8万円ちょっとを除いて約10万円にも満たなかったこととか。
初めて観たインド映画は、往路エア・インディア機内で上映されていたアーミール・カーン、サイフ・アリ・カーン、アクシャイ・カンナ主演の「Dil Chahta Hai」だったこととか。
初めてのチャーイは、現在のエクスプレス・ハイウェイ(高速道路)ができる前の、ムンバイ・プネ旧ハイウェイの峠の道に延々と連なり、まったく動く気配のない渋滞の列にはまったタクシーから抜け出して、まさに「峠のチャーイ屋」で飲んだこととか。
本日、「The Better India」では、失業して次の仕事が見つかるまでの間、どう過ごしたものかと途方に暮れていた時に、友人たちに半ば無理やりインド旅行へ押し出された、米サンフランシスコ出身の男性を紹介していて、一気にわたしにとっての初インドの日々が蘇ってきた。
This American Asked His Friends to Plan an Epic Vacation for Him. They Sent Him Straight to India!
特に、リンク先の動画はたった5分ほどのコンパクトながら、必見だ。
この方、アレックスさんのインド行きは、友人たちが何から何まで勝手に計画したもので、出発空港に来るまで、どこへ行くのかまったく知らされていなかったという。
こういう友人って、いいなぁ。
しかも20人ぐらいが寄り合って話し合ってすべて完璧に行程を組んだらしい。
そうしてやってきた未知の国、インドで過ごした2週間を記録したのが、リンク先の動画というわけだ。
ダージリンで12月中旬に参加したというマラソン大会の自撮り動画に、ところどころでインドの各地で見てきた光景が織り交ぜられている。
アレックスさんや周囲の地元の人たちの吐く息の白さが、気温を物語っている。
旅の予算は2,500ドル。
アレックスさんが出したのはこれだけで、友人たちが好き勝手に立てた計画に、まさに身を任せた。
まるで映画みたいな展開だが、一生忘れられない思い出になったことは間違いなさそう。
それに、こういう人(インドを心から楽しもうとオープンハートな人)に、インド人は優しいんだよな。
わたしにとって、初めてのインドはその後、「生涯のインド」に繋がってしまったけど、あれからこれまで、インドとどう向き合ってきたかな。
動画を観ていたら、一度、思い切って国内1人旅にでも出てみたくなった。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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