デリー・メトロのヒンディ語車内アナウンスを担当した人

 

Posted on 22 Aug 2016 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

今まで別人と勘違いしていましたが、調べてみたらこの方でした。



※車内の駅名表示板
 

昨年の8月に初めてデリーを訪れた際、3泊4日の滞在中、ホテル目の前にあるブルーラインのドワルカ・セクター10(Dwarka Sector 10)駅から、ほぼ毎日利用したメトロ。

+ ASKSiddhiデリー探訪記(さかのぼれるように最新記事のリンク先を記載しています)

その車内で流れるヒンディ語のアナウンス、乗車したことのある方はご存知だろうが、低くてよく通り、うっとりするようないい声をしている。

この声の主は、国営放送ドゥールダルシャン(Doordarshan)の元アナウンサー、シャンミ・ナラング(Shammi Narang)さん。

+ Meet The People Behind The Voices Of Delhi Metro Announcements - ScoopWhoop News

IITデリーの大学院在学時代、アメリカ合衆国情報サービス(United States Information Service、現アメリカ合衆国広報文化交流局:United States Information Agency)のアメリカ人技術者にマイクテストを頼まれ、それをきっかけにアメリカの国営放送ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)のヒンディ語放送を担当、その後インド唯一のテレビ局だったドゥールダルシャンで、1970年代から80年代にかけてアナウンサーを務めた。

ちなみに英語のアナウンスを担当した女性の声も、ドゥールダルシャンの元アナウンサー、リニ・サイモン・カンナ(Rini Simon Khanna)さんだ。

ナラングさんの声は、デリー・メトロの乗車体験、そしてデリー・メトロそのものを、かなり特別なものにしていると思う。
久しぶりに聞きたくなり、ネットで検索していたら、やはり同じような考えの方がいたようで、早朝のメトロ車内に響き渡るナラングさんの声を堪能できた。
 

※ハウスカス(ホーズカース)駅なんてあったこと、知らなかった






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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